校長は、いまも不思議に思っていることがある。
「厚労省の発表は校名を伏せていた。それがなぜ広まったのか」
舛添要一厚労相が会見場に姿を見せたのは午前一時三十五分。その二十分前、インターネットの匿名掲示板では、すでに”犯人捜し”が始まっていた。
「横浜の私立高校」「四月十日から二十五日にカナダへ修学旅行」
テレビの速報の断片的な情報を基に、書き込みが重ねられた。「日程で特定できそうだな」。そして二百二十五件目。「この時期カナダは○○○○(学校名)だろ」。会見が始まる五分前のことだった。
「その十分後です。報道機関から(校長の)自宅に電話がかかってきた。それからほぼ十分おきに三、四件。私の電話番号まで、どこで調べたのでしょうか」
■パニック
校長がタクシーを飛ばして学校に駆け付けると、そこにはすでに報道陣約四十人が詰め掛けていた。アンテナを立てた中継車、上空にはヘリコプター。駆け付ける教員を、待ち構えたカメラが追った。
「まさにパニックだった」
明けて朝。学校周辺の薬局からマスクが消えた。「生徒がどの交通機関を使っていたか教えろ。うつされていたらどうするんだ」。電話口で声を荒らげる、近隣に住むという匿名の男性。
「業者が調べたところ、学校のホームページに一時間で千百三十万件のアクセスが殺到し、パンクしていた。二百万人がつながらない状態だったそうです」
模擬試験に申し込んだ生徒について、受験業者から「外出自粛なら受けに来ませんよね。代金は返しますから」と、念押しするような連絡が入った。
“社会の暗部”が噴出/横浜 高校生インフルの疑い : ローカルニュース : ニュース : カナロコ — 神奈川新聞 (via igi) (via otsune) (via appbank)
ネガティブな空気に飲み込まれないように しっかりしないといけませんよ
また、感染した方の人権、学校のプライバシー保護もマスコミは考えた行動を望みます